株式会社リンクス 無線LAN総合コンサルティング

株式会社リンクスは、無線LAN/Wi-Fiシステム環境構築、
環境改善、サイトサーベイ(電波調査)等、無線LANの
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シャープ QX-C300シリーズ

通信速度の低下が少ない無線バックホール方式により最大20ホップまで
ネットワークを拡張

シャープQX-C300シリーズは、アクセスポイント間の通信に無線バックホール方式を採用したアクセスポイントです。無線バックホール方式では、アクセスポイント間の通信を有線接続ではなく無線接続で行うため、配線等の物理工事が軽減されます。これにより、ネットワークの新規構築、拡張を素早く行うことが可能です。

バックホール接続 従来の有線バックホール接続 無線バックホール接続

本製品の最大の特長は、マルチホップ構成(アクセスポイント同士を多段で無線接続した構成)でも、通信速度の低下が少ないということです。一般的な無線バックホール方式では、ホップする毎に通信速度が低下するため、マルチホップをしながら広いエリアに無線LAN環境を構築することは困難でした。シャープQXC300シリーズでは、バックホールのアップリンク用とダウンリンク用にそれぞれ別々の無線機を用意することで、このような速度低下を防いでいます。また、バックホール用とアクセスポイント用でそれぞれ専用のハードウェアを搭載し、それぞれが独自に通信処理を行うことにより高速な通信にも耐えうるハードウェアとなっております。これらの技術により通信速度の低下を少なくすることで、最大20ホップ(理論最大値)まで無線エリアの拡張が可能となります。

IP66準拠のため屋外イベント等でも素早く無線LAN環境を構築

シャープQX-C300シリーズは、防水・防塵仕様でIP66準拠製品のため、屋外設置が可能なアクセスポイントです。屋外のイベント等で無線LAN環境を構築する際に、各アクセスポイントまでの配線を有線バックホール接続で行う場合、多くの配線工事が発生し作業工数がかかります。また、いたずら等による配線断が発生しネットワークが使用不可になるリスクもあります。
シャープQX-C300シリーズで無線バックホール接続を行うことでアクセスポイント間の配線工事を無くし作業工数を低減させるとともに、配線断によるネットワーク使用不可のリスクを回避することで、素早く安定した無線LAN環境を構築することが可能となります。万が一アクセスポイントに障害が発生した場合でも、自動的に新たなルーティングツリーを構成しネットワークトポロジを再構成するため耐障害性にも優れています。

従来の無線バックホール方式との比較

シャープQX-C300シリーズは、無線バックホール方式を採用したアクセスポイントです。

従来方式① 従来方式①
  • ・アクセスポイント用の通信とバックホール用の通信を共有、全て同一チャネルで利用
  • ・1つのチャネルを全体で共有するため、干渉や混雑によりネットワークの安定性が悪く、多段ホップには向かない
第2世代 第2世代
  • ・アクセスポイント用の通信とバックホール用の通信を分離
  • ・バックホール用の通信では従来方式①同様、1つのチャネルを全体で共有するため、干渉や混雑によりネットワークの安定性が悪く、多段ホップには向かない
第3世代 第3世代
  • ・バックホール用の通信もアップストリーム、ダウンストリームでそれぞれ分離
  • ・それぞれで異なるチャネルを使用出来るようになり、同一チャネル間干渉を低減できるためネットワークが安定(マルチチャネル方式)
  • ・バックホール通信のアップストリーム、ダウンストリーム及び、アクセスポイント用のモジュールを分離することで、一つのモジュールにかかる負荷が大幅に軽減
  • ・これにより無線バックホール方式によるマルチホップ(最大20ホップ)を実現

無線LANアクセスポイントQX-C300の特長

  • ・無線リンクごとに独立したチャネルを利用することで無線干渉による減衰を解消し、多段ホップが可能
  • ・バックホール用に専用モジュールを実装することにより、高負荷時においても、バックホール側、アクセスポイント側それぞれで高い性能を維持することが可能
  • ・バックホール用とアクセスポイント用でモジュールを独立しているため、アクセスポイント側通信によるバックホール通信の速度低下を防ぐことが可能

シャープ QX-C300 シリーズ 製品ラインナップ

型名
QX-C300 QX-C300H QX-C300J QX-C300JH


L
A
N
アクセス
ポイント
(2.4GHz/
5GHz)
準拠規格 IEEE802.11b/g/a/n/ac準拠
2.4GHz/5GHzの同時運用
リンク速度
(理論最大値) ※1
802.11b:11Mbps、802.11g:54Mbps、802.11a:54Mbps
802.11n:450Mbps、802.11ac:1.3Gbps
内蔵アンテナ 3×3 MIMO
ビームフォーミング
バック
ホール
(5GHz)
準拠規格 IEEE802.11a/n/ac準拠(W52/W53/W56)
IEEE802.11j準拠(4.9GHz帯) ※2
リンク速度
(理論最大値) ※1
802.11a:54Mbps
802.11n:450Mbps
802.11ac:1.3Gbps
802.11a:54Mbps
802.11n:450Mbps
802.11ac:1.3Gbps
802.11j(4.9GHz帯):600Mbps
外部アンテナ(別売) 3×3 MIMO
  指向性アンテナ
(ストレート型
/L字型)
○ ※ ○ ※
無指向性アンテナ
(ストレート型
/L字型)
○ ※ ○ ※
平面アンテナ
(長距離通信用) ※3
× ×
※QX-C300H/QX-C300JHでは、平面型アンテナに合わせた出力調整を行っているため、本体出力を抑えた仕様となっております。
指向性アンテナ/無指向性アンテナをご利用時は、本体出力が制限されるため、QX-C300/QX-C300Jと比較して通信距離が短くなります。
無線バックホール機能
(理論最大値)
最大ホップ数:20、最大分岐数:20、メッシュあたりのAP数:50
メッシュあたりの端末接続数:6300
ビームフォーミング
暗号化方式 独自方式
有線
LAN
バック
ホール
LANポート 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T
ポート数 2ポート(Uplink×1、Downlink×1)
端末接続数 最大126台(2.4GHz:63台、5GHz:63台)
QoS IEEE802.11e WMM EDCA  AC_BE/AC_BK/AC_VI/AC_VOを設定可
SSID マルチSSID 最大16個(2.4GHz:8個、5GHz:8個)
ステルス SSID毎に設定可
VLAN SSID毎に設定可/IEEE802.11Q対応(タグVLAN)
セキュリティ 認証/暗号化方式 SSID毎に
Open、WEP、WPA/WPA2mixed-PSK、WPA2-PSK、
WPA/WPA2mixed-EAP(802.1X)、WPA2-EAP(802.1X)設定可
MACアクセス制御 アクセスポイント単位で最大200台
RADIUS SSID毎に設定可
管理者アドレス制限 IPアドレス指定可
管理 SNMP v1/v2/v3
SNTP
Syslog
設定 Web UI、無線LANソフトウェアコントローラー
言語 日本語/英語
環境設計 RoHS対応
環境性能 ※4 防水・防塵設計 ○(IP66準拠)
動作温度 ※5 -20℃~50℃
動作湿度 10%~90%(結露しないこと)
耐風速性能 最大60m/秒
物理的仕様 ※6 外形寸法
(幅×奥行×高さ)
(本体部) 236×247×43mm
(突起含む)236×253×59mm
質量 約2.1kg(本体のみ)
盗難対策 ロック施錠用穴あり
電源 ※7 DC12V 最大5000mA
(屋内向けACアダプターについては、別売オプションとして準備)
付属品 取扱説明書、取付用金具一式
  • ※1 設置環境により通信速度は異なります。
  • ※2 4.9GHz帯対応モデル(QX-C300J/JH)の利用には、無線局免許が不要な登録局に該当するため、登録申請が必要となります。また、その運用には、第三級陸上特殊無線技士以上の免許が必要となります。
  • ※3 送信できる空中線電力の規定により、平面アンテナを使用する場合、本体の電力を下げたモデル(QX-C300H/QX-C300JH)をご利用頂く必要があります。
  • ※4 環境によっては、耐候ボックスの使用を推奨しております。
  • ※5 無風状態に限ります。尚、低温環境下(-20℃~0℃)で起動する場合は、通電した状態で2時間以上放置してから再起動してください。-20℃以下の環境下でご利用の場合は、お取り扱い店にご相談ください。
  • ※6 外形寸法、質量にはアンテナを含みません。
  • ※7 屋外設置用電源については、設置工事業者様にお問合せください。

シャープ QX-C300 シリーズ 周辺オプション

指向性アンテナ
指向性アンテナ 指向性アンテナ
無指向性アンテナ
無指向性アンテナ 無指向性アンテナ
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